『幸せな子』を育てるのではなく、どんな境遇におかれても『幸せになれる子』を育てたい。
上皇后 美智子様
これは、上皇后美智子様のお言葉。
この言葉を聞いた時、幸せについて考えさせられました。
別の記事でも書いていますが、『幸せ』って、人それぞれですよね。
僕もそうなんですが、自分の子供には『幸せ』になってもらいたい、と思うものですが…
じゃあ、この子の『幸せ』って何なんだろうって、考えたんです。
お金持ちになること、いい会社に勤めること、たくさん旅行すること…
程度の差はあれ、これらを満たせれば、自分は不幸だなって感じる人は少ないと思うんですよね。
その反対は、これらと逆の状況に置かれたとき。
お金を切り詰めて生活している、なかなか条件のいい会社に就職できない、全然旅行に行けない…
この状況って、普通で考えれば、満足のいく生活はできていないですよね。
これを、自分は不幸だと捉える人もいるかもしれません。
ここで、大切なのは先ほど僕が「普通で考えれば」って言った『普通』…
この意味での『普通』は、「世間一般」とか、「人と比べれば」とかいう意味で、『相対的』に物事を見た場合です。
『相対的』に物事を考えると、他人と比べて劣っていると感じると、満足感は得ずらいです。
逆に、『絶対的』に物事を考えられるとは、どういうことでしょうか?
シンプルに言えば、「自分は自分」と考えられるかどうか。
「自分は自分」と考えられるようになるには、自分で自分を認めてあげることが大切だと思います。
子供を他の子と比較したり、出来ないことを否定するのではなく、
出来る事やその子の今持っている力を認めてあげればいいのではないかと。
「自分らしく、ありのままの自分でいいんだと」思えるように、子供と接していければ、
どんな境遇でも、自分で『幸せ』を感じられる子になってくれるんじゃないかなぁと思います。
『幸せな子』を育てるのではなく、どんな境遇におかれても『幸せになれる子』を育てたい。
上皇后 美智子様